ホームページ情報発信のリスク回避
近年、ホームページを活用して情報発信を行う企業が増え、今では「ホームページは持っていて当たり前」の時代になっています。しかしながら、制作当初のまま放置されたままのホームページも少なくありません。情報が古くなっているだけでなく、セキュリティの観点からも問題が生じる可能性があります。
ホームページも機械や自動車と同じように、利用状況や利用期間、時代背景に応じたメンテナンスや見直しが必要です。現代のホームページ運用で特に重要な2つのポイントをご紹介します。
★セキュア接続(https / SSL化)
SSL化とは、インターネット上でのデータ送受信を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防ぐための仕組みです。以前は、ネットショップやお問い合わせフォームなど個人情報を扱う一部のページだけをSSL化(https化)する例が主流でした。しかし近年では、サイト全体を対象とした「常時SSL化」がスタンダードになっています。
▼常時SSL化のメリット
・ホームページ全体のセキュリティが向上
・ページの表示速度が高速化
・Googleなどの検索エンジン評価に好影響(SEO対策)
・「保護されていない通信」といった警告が出ず、閲覧者に安心感を与える
★レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、PC・スマートフォン・タブレットなど、閲覧者の使用端末に応じてレイアウトを自動調整する仕組みです。現在では、スマートフォンからのアクセスが大半を占めるケースも多く、あらゆるデバイスで快適に見られるサイト設計は不可欠です。
▼レスポンシブデザインのメリット
・1つのURL/データであらゆるデバイスの表示を最適化できるため、更新や運用が効率的
・さまざまな閲覧デバイス・画面サイズに柔軟に対応できる
・どの端末から見てもデザインの一貫性が保たれ、信頼感につながる