PowerBIを利用したデータ活用法
2/28(金)に開催された第2Q会議 にて、第一部として「日向市観光協会が考える観光とDX」について一般社団法人 日向市観光協会 誘客・マーケティンググループリーダーの立石 一真 様にご講話いただきました。
講話では、PowerBIを利用したデータ活用の事例についての解説もあり、大変興味深いものでした。
Power BIとは、 企業が保有するデータを収集・分析・可視化し、経営や業務の意思決定を支援するBI(ビジネスインテリジェンス)ツール です。リアルタイムでデータを可視化できることからさまざまな業界で導入が進んでおり、弊社でもデータ活用ツールの一つとして活用しております。
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データに基づく観光DXの推進として、近年世界中でAIやIoTなどの情報通信技術が向上して普及したことにより、旅行者個人が多種多様な趣味趣向に基づいて情報を収集し、旅する環境が当たり前のものとなっています。
こうした環境の変化を受け、日向市観光協会様では観光業務のデジタル化を推進し、業務効率の向上だけでなく、 人流や観光消費に関するデータを活用したマーケティングの強化し、データに基づいた効果的な情報発信や観光地域づくりを進めることで、観光事業の変革を目指しているとのことです。
DX推進の体制として、弊社は外部専門家を担当し、データ活用を支援しております。
弊社とのDXの取組としては、2022年から開始しており、下記のような取り組みをしました。
2022年:POSシステムの改修 (人流調査補完機能)
2023年:BIツールの共同研究&運用
2024年:BIツールを活用した対外的な事業の展開
日向市観光協会様では、物産館のPOSデータや観光地の人流データを、行政が提供する統計情報と組み合わせたデータマネジメントプラットフォームの運用を開始しています。
また、このデータマネジメントの基盤となるPOSレジシステム自体も、弊社が導入いたしました。
これにより、以下のようなデータ活用の強化を図っています。
■事業企画のマーケティング分析
■イベントの効果測定
■データに基づいた観光施策の推進
Power BIとの連携により、POSの売上データや人流データをリアルタイムで可視化できるため、スピーディーな意思決定が可能になります。
今後は、POSレジ画面で気象データを確認し、販売予測を強化や宮崎県全体でDX化を推進といった取り組みを進めていく予定とのことです。
弊社もPOSレジシステムとデータ活用の両面から、地域の活性化やDX化推進に貢献できるよう、引き続きサポートしてまいります!